Column

コラム

ESGコンサルティングとは?支援内容と導入の流れを専門家が解説

ESGコンサルティングとは?中小企業が知っておくべき支援内容と導入の流れ

「取引先からESGアンケートが来たが、何から手をつければいいかわからない」――そんな悩みを抱える中小企業の経営者が増えています。ESGコンサルティングは、ESG経営の現状診断から戦略策定、取引先対応、社員研修まで、専門家が一貫して支援するサービスです。

本記事では、ESGコンサルティングの具体的な支援内容、選び方のポイント、導入までの流れを、社会保険労務士・中小企業診断士の視点からわかりやすく解説します。

ESG経営の第一歩を支援するコンサルティング

合同会社みんなのサステナビリティ研究所は、社会保険労務士と中小企業診断士のダブルライセンスを活かし、取引先対応(守り)と経営戦略(攻め)、そして社内体制整備(労務管理)の面から組織をサポートするコンサルティングを提供しております。

「ESG経営」と聞くと、大企業だけの課題と思われがちですが、サプライチェーン全体での取り組みが求められる今、中小企業にとっても避けて通れないテーマです。合同会社みんなのサステナビリティ研究所は、大学での研究・教育の経験、環境NGOでの政策提言活動といった実績を踏まえ、専門的かつ実践的なご提案でSDGsやESG経営への取り組み強化を後押しいたします。

何から始めればよいかわからない経営者様は、ぜひ一度ご相談ください。

ESG経営が注目される背景

ESGの重要性を示すブロック

ESG経営とは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の3つの要素を重視した経営手法です。かつては投資家が企業を評価する際の指標とされていましたが、近年では取引先や消費者からも企業の持続可能性が厳しく問われるようになり、企業価値を左右する重要な基準となっています。

サプライチェーン全体への要請

ESG経営が注目される背景の一つに、サプライチェーン全体への要請があります。特に製造業においては、大企業を中心に自社だけでなくサプライチェーン全体でのESG対応を求める動きが加速しています。取引先選定の基準として、CO2排出量の削減や人権への配慮などが盛り込まれるケースが増えており、中小企業であっても対応を迫られる場面が増加しています。

資金調達や人材確保への影響

金融機関も融資の判断材料としてESGを重視し始めており、取り組みの有無が資金調達の可否やコストに影響することもあります。また、求職者、特に若い世代は企業の社会貢献度や働きやすさを重視する傾向が強く、ESGへの取り組みは優秀な人材を確保し、定着させるためにも不可欠な要素となっています。

リスク管理と新たなビジネスチャンス

ESG経営は、将来的な法規制の強化や気候変動リスクへの備えとなるだけではありません。社会課題の解決をビジネスに取り込むことで、新たな市場開拓やイノベーションの機会にもなり得ます。持続的な成長を目指すうえで、避けては通れないテーマと言えるでしょう。

ESGコンサルティングとは?

提案を検討するスーツ姿のビジネスマン

ESGコンサルティングとは、企業がESG経営を推進するための戦略策定から実行、情報開示までを包括的に支援するサービスです。特に社会保険労務士が関わる領域では、「S(社会)」の要素である人的資本経営や労働環境の整備を中心に、企業の持続的成長をサポートします。

取引先からのESG対応要請への対応(守りのESG対応)

近年、サプライチェーン全体でのESG推進を背景に、取引先から人権・環境・ガバナンスに関するアンケートや調査票の提出を求められるケースが急増しています。こうした要請は国際基準や親会社のグローバル方針に基づくことも多く、専門知識なしに正確に読み解くことは容易ではありません。

ESGコンサルタントを活用することで、アンケートの設問が何を求めているのかを正確に理解し、自社の取り組みを根拠を持って回答できるようになります。また、対応が不十分な分野については改善のロードマップを策定し、「現状は対応できていないが、いつまでに・どのように改善するか」を示すことで、取引先からの信頼と評価を高めることができます。

ESGが生む新規ビジネスチャンスへの挑戦(攻めのESG対応)

ESGへの取り組みは、コスト負担や義務対応にとどまりません。社会課題の解決をビジネスに取り込むことで、新たな市場や顧客層を開拓するチャンスにもなります。例えば、再生可能エネルギーの活用による環境負荷の低減を訴求した新製品・新サービスの開発や、ダイバーシティ推進を強みとした採用・ブランディング戦略など、ESGの取り組み自体を競争優位に変える道筋は多岐にわたります。

ESGコンサルタントは、自社の強みと社会ニーズを照らし合わせながら、具体的なビジネス目標とロードマップを策定します。人権方針の整備や公正な人事評価制度の構築、健康経営の推進といった社内基盤の強化を通じて従業員のエンゲージメントを高め、ESGを「守り」から「価値創造の源泉」へと転換する支援を行います。

ESG推進のための社内体制づくり(守りと攻めを支える組織基盤)

「守り」のESG対応も「攻め」のESG対応も、社内の理解と協力なしには機能しません。取引先アンケートへの対応を現場任せにしたり、新規事業の立ち上げを一部の担当者だけが抱え込んだりする状態では、いずれの取り組みも形骸化してしまいます。ESG推進を継続的な経営活動として根付かせるためには、組織全体が同じビジョンを共有し、動ける体制を整えることが不可欠です。

具体的には、ESG推進の責任者・担当部署を明確にし、経営層が方針を発信する仕組みをつくることが第一歩です。そのうえで、社内研修やワークショップを通じて、ESGが「なぜ自社に必要なのか」「自分たちの仕事とどうつながるのか」を従業員一人ひとりが腹落ちできるよう、丁寧なビジョンの浸透を図ります。

ESGコンサルタントは、こうした組織開発の側面からも支援を行います。現状の社内コミュニケーションや意思決定フローを整理したうえで、ESGを経営戦略と連動させるための推進体制の設計、評価制度へのESG指標の組み込み、経営層と現場をつなぐ対話の場づくりなど、組織の実態に即した伴走支援を提供します。ESGへの取り組みを「一部署の業務」ではなく「会社全体の文化」へと育てることが、守りと攻め両面の実効性を高める基盤となります。

ESGコンサルティングを導入する際の流れ

ESGコンサルティングを導入し、効果的に活用するためには、一般的な流れを理解しておくことが大切です。

こちらでは、お問い合わせから運用支援までの標準的なステップをご紹介します。

1.ヒアリングと現状診断

まずは、コンサルタントによるヒアリングが行われます。取引先からのアンケート内容や、経営者の想い、現在の社内体制などを詳しく聞き取ります。必要に応じて簡易的な診断を行い、自社のESG対応状況や課題を洗い出します。この段階で、目指すべきゴールと支援範囲を明確にします。

2.プランの提案と契約

ヒアリング結果に基づき、最適な支援プランが提案されます。アンケート回答支援のみのスポット契約から、制度構築や運用までを含む長期的な顧問契約まで、ニーズに合わせた提案が行われます。費用や期間、具体的な支援内容を確認し、納得したうえで契約を締結します。

3.施策の実行と運用支援

契約後は、策定したロードマップに沿って施策を実行します。規程の改定や研修の実施、データ収集の仕組みづくりなど、コンサルタントが伴走しながら進めます。定期的なミーティングで進捗を確認し、運用上の課題があれば軌道修正を行います。自社だけで運用できるよう、ノウハウの移転も行われます。

ESG経営のご相談なら合同会社みんなのサステナビリティ研究所へ

合同会社みんなのサステナビリティ研究所は、兵庫県神戸市・大阪を中心にSDGs・ESG経営の導入支援を行っております。無料でご相談を承りますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

【Q&A】ESGコンサルティングについての解説

QESG経営が注目される背景には、どのような理由がありますか?
A

サプライチェーン全体への要請、資金調達や人材確保への影響、リスク管理と新たなビジネスチャンスの3つが主な背景です。特に製造業では、大企業がサプライチェーン全体でのESG対応を求める動きが加速しており、中小企業も対応を迫られる場面が増えています。

QESGコンサルティングでは、どのような支援が受けられますか?
A

大きく3つの支援を提供しています。

第一に、守りのESG対応として、取引先からの人権・環境・ガバナンスに関するアンケートや調査票への対応支援です。設問の正確な読み解きから根拠ある回答の作成、不十分な分野の改善ロードマップ策定まで、取引先からの信頼を守るサポートを行います。

第二に、攻めのESG対応として、ESGを新たな価値創造の機会と捉えた戦略策定と実行支援です。自社の強みと社会ニーズを照らし合わせながら、新製品・新サービスの開発や採用・ブランディング戦略など、ESGを競争優位につなげるロードマップを描きます。

第三に、社内体制づくりとして、守りと攻めの両輪を機能させるための組織基盤の整備です。ESG推進体制の設計、経営ビジョンの社内浸透、研修・ワークショップの実施、評価制度へのESG指標の組み込みなど、ESGを会社全体の文化として根付かせる伴走支援を行います。

社会保険労務士・中小企業診断士のダブルライセンスを活かし、労務・人事領域を含む人的資本経営の視点から、企業の持続的成長を総合的にサポートします。

QESGコンサルティングを導入する際の流れは、どのようになっていますか?
A

一般的には、以下の3つのステップで進みます。

第一ステップ:ヒアリングと現状診断

まず、取引先からのアンケート内容や経営者の課題感、現在の社内体制などを丁寧にヒアリングします。そのうえで、守り・攻め・社内体制の3つの観点から自社のESG対応状況を診断し、優先的に取り組むべき課題を明確にします。

第二ステップ:プランの提案と契約

診断結果をもとに、貴社の状況に合った支援プランを提案します。取引先アンケートへの回答支援のみを行うスポット契約から、戦略策定・組織開発・運用までを含む長期顧問契約まで、ニーズと予算に応じた柔軟な対応が可能です。内容・費用・期間をご確認いただいたうえで契約を締結します。

第三ステップ:施策の実行と運用支援

策定したロードマップに沿って施策を実行します。取引先対応・新規事業の検討・社内研修など、守りと攻めそれぞれの取り組みをコンサルタントが伴走しながら進めます。定期的なミーティングで進捗を確認し、課題があれば軌道修正を行いながら、最終的に自社だけで運用できる状態を目指します。

ESGコンサルティングのご依頼なら合同会社みんなのサステナビリティ研究所へ

名称
  • よこやま社会保険労務士事務所
  • みんなのサステナビリティ研究所
住所 〒650-0024 兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-1 KCCビル4階
電話番号 078-600-9871
URL https://our-common-sustainability.com
営業時間 9:00~18:00
定休日 土,日,祝
運営
事務所名:テントゥーワン社会保険労務士事務所
住所:〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原1-2-6 新大阪橋本ビル2階
電話番号:06-6395-1115
FAX番号:06-6395-1116